耳のお手入れ方法
特に多いのが外耳炎という耳の病気です。
耳の垂れている種類をお家でシャンプーするときや、水遊びの後は耳のお手入れをしましょう。
動物の耳の中にはたくさんの毛が生えていて、耳の中が蒸れやすく外耳炎をおこしやすい
状態です。
耳の立っている種類は、体や頭を振りながら上手に耳の中に入った水分も外に出しますが、
耳の垂れさがっている種類は耳の中の通気性が悪くなり、細菌が繁殖しやすい状態になってしまいます。
猫にも外耳炎は起こりますが、やはりシャンプーや水遊びの機会が多い犬によく見られますので、
お家でのお手入れも欠かさず行いましょう。
< お家での耳のお手入れ例 >
まずはワンちゃんの場合、人間の腰の高さ位の台に乗せ、安定させましょう。
しばらくは撫でる・遊ぶなどして台に慣れさせることも大切です。
毛抜き鉗子(先の丸いもの)を持っている場合、皮膚を挟まないように 注意し、見える範囲の毛を抜きましょう。
このように、少しずつ毛を抜いてゆきます。
ここでのポイントは、ためらわず手早く抜くことです。
怖がらずチャレンジしましょう!
毛抜き鉗子を持っていない場合は、指で抜きましょう。
この場合も鉗子と同じように無理に奥まで入れず、見える範囲で
毛を抜きます。
続いて綿棒でのお手入れです。
使用する綿棒は市販の綿棒で構いません。
ペットショップや動物病院で販売しているイヤークリーナーを使うと摩擦も軽減され
汚れも良く取れます。
イヤークリーナーがない場合はベビーオイルを綿棒の先に少し付けることで代用できます。
綿棒も同じく見える範囲のみのお手入れをお勧めします。
耳の中が赤く炎症をおこしている場合は、お手入れはせず、獣医師の診察を受けましょう。
このように垂直に下に向かって綿棒を入れても鼓膜が破れることはありませんが、
内側に綿棒等を入れると鼓膜が傷ついたり破れることがあります。
あまり奥まで綿棒を入れると、逆に耳垢を押し込んでしまうケースもありますので注意してください。
ペットが暴れるなど危険な場合はすぐに中止しましょう!
綿棒に耳垢が付きますがこの時、耳垢が黒かったり、べとべとして臭いがきつい 場合は、耳ダニや外耳炎の疑いもありますので、すぐに獣医師の診察を受けましょう。
☆ペットの健康を守るのは飼い主さんの大切なお仕事です☆
ちょっとした変化を見逃さないように毎日スキンシップをはかりましょう。